3RT生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>居能ー当駅間は、昭和28年度には単線自動閉そく式(連動閉そく式ではない)になっています
ご教示ありがとうございます。この区間の自動化はかなり早かったのですね。
当時から、「遠方信号機を用いた単線自動閉そく式」だったのか気になるところだと思います。遠方信号機を用いていたとすれば、遠方信号機は、「場内信号機の外方の主信号機が二位式の出発信号機の場合に、場内信号機の外方においてその場内信号機の現示する信号を予告する。」わけですから、出発信号機は、三位式ではなく、二位式ということなると思います。また、そうだとすれば、昭和20年代後半には、すでに「自動B」式が存在していたということになります。
ただ、運転取扱基準規程(または古くは運転取扱心得)上、「自動B」(「自動(特殊)」)の分類が出てきたのは、昭和40年代後半から昭和50年代初め頃と思われます。
中国支社と広島局の基準規程をみますと、昭和43年10月19日現行の中国支社の基準規程では、宇部線の宇部新川・宇部間は、「単線運転をする区間の自動閉そく式」に分類されており、遠方信号機などを含めた信号機の特殊取扱いについては、基準規程内で条項を設けて規定されています。
また、昭和51年4月1日現行の広島局の基準規程では、自動B(自動閉そく式(特殊))の分類が出てくるのですが、なぜか、宇部線の自動区間は、自動Bには分類されていません。このことに関しては、以下のページに関係個所を抜粋しましたので、ご高覧いただければと思います。
http://railwaytrackdiagrams.web.fc2.com/hiroshima/ubeonodamine/unki_hiroshima.html