配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
HPに、

国鉄 宇部新川駅 昭和55年4月1日現在

の配線略図を追加しました。

  • KASA
  • URL
  • 2019/05/19 (Sun) 06:15:46
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
KASAさん、こんばんは。
懐かしい所の配線図、興味深く拝見しました。旧型国電時代にウロウロしたところです。
自動Bと通票閉そく式の境界停車場ですね。居能との中間軌道回路は800m余り、ちょうど一つの(長大でない)軌道回路で収まります。
非自動側(通票閉そく式)が保留、自動B側が非保留の出発信号機となっているのが特徴かと思います。居能ー当駅間は、昭和28年度には単線自動閉そく式(連動閉そく式ではない)になっています
(鉄道統計年報昭和28年度第9編)。自動Bのない時代です。出発信号機が 3位式だったのか?興味があります。
  • 3RT生
  • 2019/05/19 (Sun) 23:13:37
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
3RT生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

>居能ー当駅間は、昭和28年度には単線自動閉そく式(連動閉そく式ではない)になっています

ご教示ありがとうございます。この区間の自動化はかなり早かったのですね。

当時から、「遠方信号機を用いた単線自動閉そく式」だったのか気になるところだと思います。遠方信号機を用いていたとすれば、遠方信号機は、「場内信号機の外方の主信号機が二位式の出発信号機の場合に、場内信号機の外方においてその場内信号機の現示する信号を予告する。」わけですから、出発信号機は、三位式ではなく、二位式ということなると思います。また、そうだとすれば、昭和20年代後半には、すでに「自動B」式が存在していたということになります。

ただ、運転取扱基準規程(または古くは運転取扱心得)上、「自動B」(「自動(特殊)」)の分類が出てきたのは、昭和40年代後半から昭和50年代初め頃と思われます。

中国支社と広島局の基準規程をみますと、昭和43年10月19日現行の中国支社の基準規程では、宇部線の宇部新川・宇部間は、「単線運転をする区間の自動閉そく式」に分類されており、遠方信号機などを含めた信号機の特殊取扱いについては、基準規程内で条項を設けて規定されています。

また、昭和51年4月1日現行の広島局の基準規程では、自動B(自動閉そく式(特殊))の分類が出てくるのですが、なぜか、宇部線の自動区間は、自動Bには分類されていません。このことに関しては、以下のページに関係個所を抜粋しましたので、ご高覧いただければと思います。

http://railwaytrackdiagrams.web.fc2.com/hiroshima/ubeonodamine/unki_hiroshima.html
  • KASA
  • URL
  • 2019/05/20 (Mon) 23:30:52
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
KASAさん、こんばんは。

単線自動区間で、閉そく信号機を設けず遠方信号機を用いた最初の例は、昭和11年の富山ー呉羽、田刈屋間です。次いで昭和12年に奥新川ー山寺間で実施、いずれものちに連動閉そく式に整理されています。
宇部線を始めとする広島局は興味深いですね。通達(156条)では宇部新川ー居能間が漏れているような気もしますが、自動Bを謳わず遠方信号機を用いた区間(宇部、小野田線)に特徴があるとすれば、その使用開始時期でしょうか。昭和40年代になって、連動閉そく式の方が後から採用されている(直通線など)のも面白いです。
小生が訪問した時は、岩鼻は第1種電気連動だったのですが、設備的には、信号高圧の有無?2元3位リレーの使用?方向回線の有無?(特に直通線)知りたいところです。


  • 3RT生
  • 2019/05/21 (Tue) 20:33:51
宇部新川~居能間の謎?Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
3RT生さん、こんばんは。返信ありがとうございます。

>単線自動区間で、閉そく信号機を設けず遠方信号機を用いた最初の例

ご教示ありがとうございます。戦前に整備された区間は、「連動閉そく式」に整理されているのでしょうかね。

>通達(156条)では宇部新川ー居能間が漏れている

確かにその通りですね。鋭いご指摘をありがとうございます。昭和43年の基準規程の条文でも同区間が抜けていますので、誤植ではないようです。

恥ずかしながら、アップしました「昭和55年4月1日現在」の線路図をみて、「昭和51年4月1日現行」の基準規程にある第156条が、宇部新川~居能間にも適用されるものと思い込んでおりました。規程の方もご覧いただいてよかったです。

さらに、目から鱗が落ちる思いでおります。実は、昭和43年と昭和51年の基準規程の「自動閉そく式」の条項の一つに以下の規定(第119条)があるのですが、よくわからないでいたのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昭和51年4月1日現行運転取扱基準規程より抜粋

(2区間開通の確認)

第119条 次の停車場の駅長は、前方2閉そく区間の開通したことを確かめた後でなければ、右の指定列車を進出させてはならない。

停車場    指定列車

宇部新川   下り列車

居  能   上り列車

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第156条が宇部新川~居能間に適用されないとなれば、推測ですが、もしかすると、昭和51年頃までは、宇部新川~居能間に遠方信号機は建植されておらず、この区間の信号機の取扱いに関しては、(遠方信号機を用いない)自動区間の取扱い プラス 第119条 が適用されたのかもしれません。

上記第119条があるということは、宇部新川の居能方と、居能駅の宇部新川方の出発信号機が2位式だったからでしょうかね?


>岩鼻は第1種電気連動

昭和55年4月1日の線路図をみますと、やはり、第1種電気甲と記載されています。一方、宇部新川は、継電化されていますが、昭和51年の規程をみますと、昭和55年とは少し違っていたようなのです。これはまたあとで記事にしてみたいと思っております。

>直通線

3RT生さんが求めておられる情報まではわからないかもしれませんが、直通線に関しては、昭和51年と昭和55年の線路図がありますので、準備ができ次第アップしたいと思います。今しばらくお待ちいただければと思います。

  • KASA
  • URL
  • 2019/05/22 (Wed) 00:07:49
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
KASAさん、こんばんは。
〉第119条
その頃、宇部新川ー居能には閉そく信号機があった、ということになるのでしょうか。岩徳線の2位式出発信号機の話もありましたが、何らかの問題があったのでしょうね・・
なお、居能ー西宇部(当時)の自動化は昭和30年度末(昭和31年3月)のようです。続編を楽しみにしております。
  • 3RT生
  • 2019/05/24 (Fri) 21:09:35
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
3RT生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

宇部新川~西宇部(当時)間が一斉に自動化されたわけではなかったのですね。興味深いです。ご教示ありがとうございます。

> 宇部新川ー居能には閉そく信号機があった

正直、これははっきりとはわかりませんね。宇部新川駅の信号機の建植位置図とともに、どのような状態であったのか、非常に興味があります。
  • KASA
  • URL
  • 2019/05/27 (Mon) 21:21:31
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
HPに、

国鉄 宇部新川駅(当時・宇部駅) 昭和35年12月1日現在

の配線略図を追加しました。

宇部新川~居能間に、どうやら閉塞信号機が建植されていた時代があったようです。
  • KASA
  • 2020/11/22 (Sun) 02:35:05
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
KASAさん、こんばんは。
これは、貴重な資料を拝見できて感動ものです。
宇部(現:宇部新川)ー居能間は、昭和28年度の自動化時には閉そく信号機を用いた単線自動閉そく式(後に言う、「自動A」)であったことがわかりました。
119条では駅間に2閉そく区間があるように読み取れるのですが、閉そく信号機を省略する前から同様の条文が存在していて(岩徳線がそれにあたるのでしょうか)、その名残りのようにも思われます。
駅間に2以上の列車を進入させない取り扱いが必要な、なんらかの理由があったのでしょう。
ありがとうございました。
  • 3RT生
  • 2020/11/25 (Wed) 20:39:59
Re: 配線略図追加 国鉄 宇部新川駅
3RT生さん、コメントありがとうございます。

>119条

たしかに理由が気になりますね。

昭和51年当時、宇部新川~居能間に閉塞信号機があったのか、なかったのか、気になるところです。

私の手許にはないのですが、昭和42~3年頃の中国支社の線路図が存在するようなのですが、その後、昭和55年まで、冊子としての線路図が更新されていなかったとすれば、途中、差し替えが入っていたはずで、ここらへんの動きについては、究極的には、局報とかで調べるしかなのかなと思っております。
  • KASA
  • URL
  • 2020/11/29 (Sun) 07:43:14

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