yyoshikawaさん、ご教示ありがとうございます。
3フィートゲージというのは日本ではあまりなかったのですね。
雑誌「地理」の1996年11月号(通巻491号)(古今書院)「特集 鉄道とゲージ」に掲載されている和久田康雄さんの「日本のゲージとその変遷」という記事を参考にさせていただきますと、3フィートゲージは九州・筑後平野から佐賀平野にかけて広まったそうですが、戦前に姿を消し、戦後まで残っていたのは、yyoshikawaさんにもご教示いただいた西大寺鉄道だけだったようです。
遊覧施設の鉄道ですと、「あぷとくん」は610mm、小樽総合博物館のアイアンホースは、
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020111400191/ をみますと914mmゲージのようです。
そのほか、JTBパブリッシングから出版された「知られざる鉄道」(けいてつ協會編著)の巻末資料をみますと、1996年12月末現在のデータで、夕張石炭の歴史村と小樽交通記念館の遊覧鉄道を含めて、全国で5か所に914mmゲージの遊覧鉄道が存在したようです。
残りの三か所はすべて関東地方で、栃木の足尾銅山観光の遊覧列車(蓄電池)、ウェスタン村の遊覧鉄道(蒸気)、千葉の東京ディズニーランド「ジョイトロリー」だったようです。
そのうち、現存するものは、小樽のアイアンホース、足尾銅山観光の遊覧列車(蓄電池)で、栃木のウェスタン村にあった遊覧鉄道の蒸気機関車のうち「ワイパウ号」は、同村閉園後、東武ワ―ルドスクェアに移設されて保存されているようです。
http://c5557.photoland-aris.com/0001/waipau4.htm